梅雨に気をつけたい、カビと睡眠の話

2025.06.05

ふとんのnote

湿度の高い梅雨の時期に注意したいのが「カビ」。気温が25℃前後、湿度が高く、エサになるホコリや皮脂があると、発生しやすくなるそうです。特にこの時期は、室内のあちこちに潜むカビに目を向けておきたいですね。

敷きふとんに黒カビ!? 見逃せない湿気のリスク

毎晩使う「ふとん」は、実はカビにとって理想的な環境。特に敷きふとんは湿気がこもりやすく、干さずに放置すると黒カビが生えてしまうこともあります。一度繊維に根を張った黒カビは、完全に落とすのが難しいため、未然に防ぐことが何より大切です。

敷きふとんのカビ対策ポイント

  • 敷きっぱなしにせず、毎日上げる
  • シーツをこまめに洗う
  • 寝室の換気をする
  • 壁と寝具の間に隙間を作る
  • 除湿シートやすのこを使う

どれもちょっとしたことですが、続けることで効果を発揮します。

晴れ間を逃さず、ふとん乾燥機も活用しよう

梅雨の晴れ間は貴重なチャンス。天気予報をチェックして、洗濯やふとん干しのタイミングを逃さないようにしたいですね。雨が続いて外に干せないときは、ふとん乾燥機の利用もおすすめです。カラッと仕上がった寝具は、思った以上に快適で、気分も軽くなりますよ。

また、使っていない冬用ふとんを収納している押し入れの中も要注意。湿気がこもりがちな場所なので、ときどき扇風機などで風を送って換気をしておきましょう。

体調も崩しやすい?梅雨時期の「気象病」

梅雨は気圧の変化が激しく、頭痛・関節痛・だるさ・眠気といった不調を感じる人が増える季節でもあります。これらは医学的な病名こそありませんが、「気象病」と呼ばれることも。

気象病は、気圧変化に敏感な体質の人が、低気圧によってストレスを感じたり、自律神経のバランスを崩したりすることで起こるとされています。睡眠の質が下がる原因にもなるので注意が必要です。

スッキリ眠るための、ちょっとした習慣

ジメジメとしたふとんでは、心まで重くなってしまいがち。逆に、カラっと乾いたふとんに寝転ぶと、それだけでストレスが和らぐ感覚があります。

また、雨の日でも、晴れの日ほどではないですが太陽光が届いています。曇っていても光の効果はあるので、ぜひ午前中はカーテンを開けて意識的に自然光を浴びてみてください。体内リズムが整い、気分も前向きになります。
積極的に朝日を浴びたあとは、深呼吸もたっぷりしてみてくださいね。

日常にちょっとした「スッキリすること」を取り入れたりすることで、梅雨の不調を少しずつ軽くすることができますよ。