夏バテ対策は「睡眠」から
2025.07.11
ねむりのnote

湿度と眠りの深い関係
暑くなってくると、「なんとなくだるい」「食欲がない」といった不調を感じることがあります。
これがいわゆる「夏バテ」。病気ではないけれど、元気が出ない…そんな状態です。
主な原因は、気温や湿度の変化による自律神経の乱れ。
そこで注目したいのが「睡眠の質」です。
良質な睡眠は、自律神経を整えるためにとても重要。
今年の夏は、まず“よく眠ること”を意識して、夏バテ対策を始めてみましょう。
湿度が高いと眠りにくい?
深い眠りに入るには、体の中の温度(深部体温)が下がることが必要です。
この体温は、汗が蒸発することで下がっていきます。
しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、深部体温が下がらず眠れない → 自律神経が乱れる → 夏バテにつながるという悪循環に。
つまり、湿度と夏バテは睡眠を通じて深く関係しているのです。
快適な眠りのために
■ 部屋の湿度と気流を整える
湿度対策には除湿器の使用が効果的ですが、
部屋に気流をつくるだけでも汗の蒸発を助けてくれます。
扇風機の風は、直接体に当てず、部屋全体に回すように使うのがポイントです。
■ パジャマと寝具の見直し
夏の寒暖差も睡眠の質に影響します。
朝方の肌寒さには、長袖・長ズボンのパジャマがおすすめ。
素材は綿・麻・シルクなどの天然素材で、薄手のものが理想的です。
さらに、お腹まわりにハーフケットなどをかけると睡眠が安定します。
日中の過ごし方も大切
湿度が高いと汗を避けがちですが、こまめな水分補給と適度な発汗は、新陳代謝を促し、体温調節力を高めます。
冷房の効いた場所では、さっと羽織れるものを用意して体を冷やしすぎないようにしましょう。
そして、クーラーに頼りすぎず、軽い運動習慣を取り入れて暑さに慣れることも、夏バテ予防につながります。
最後に
快適な眠りのためには、湿気や汗対策ができる寝具選びも重要です。
この夏は「よく眠ること」を意識して、元気に乗り切りましょう!