布団や毛布の静電気対策

2023.10.31

ふとんのnote

「静電気と睡眠」についてのお話です。

何かに触れた瞬間に「バチッ」、着替えをしている時に「バチバチッ」。
冬に悩まされる人も多いんじゃないでしょうか「静電気」。
単純に嫌だな~と感じるだけじゃなく、静電気はカラダの不調の原因にもなり「睡眠」ともかかわっています。

物と物との摩擦で起こる静電気、特に冬は空気が乾燥していることもあり、静電気が起こりやすくなっています。

湿度が高いときは、空気中に発生した静電気が大気中の水分を通して逃げてくれるんですが、空気中の水分が「少ない」、つまり乾燥すると摩擦で発生した静電気が体内にたまり、金属に触ったときなどに放電!「バチッ」となるんですね。

静電気を起こしやすい、ためやすい人は、どちらかというと不健康な傾向にあると言われています。
体調的には、貧血やイライラ、疲労感、自律神経の乱れが起る可能性が高くなるんだそうです。

静電気が起ると、外的な刺激を感じ、そのたびに無意識でもストレスをためていきます。

ストレスが発生すると、それに対応するためにホルモンが働き、そのホルモンをつくるためにビタミンCが大量に必要となります。
ビタミンCが欠乏していくと、そうです免疫が落ちていきます。
つまり、風をひきやすくなったり、疲れがなかなか取れにくくなったり、質の良い睡眠も取りづらくなっていってしまうんですね。

では眠るときの静電気対策はあるんでしょうか?

実は…あるんです!

それは繊維の組み合わせです。

日中でもこの服の時よく静電気おこるなぁという経験ありませんか?
素材によって帯電しにくいものと帯電しやすいものがあり、その帯電にも+と-があって逆のものを組み合わせると起こりやすいんです。

まず、帯電しにくいのは「綿や麻」です。寝具もこれを中心に重ねればOK。

そして冬に好まれるウールはポリエステルと帯電方向が逆なので、ウールの毛布にモコモコのポリエステルのパジャマといった組み合わせは静電気を発生させやすく、注意が必要です。お使いの寝具の素材をチェックしてくださいね。

また、「摩擦」も帯電させやすくなるので、つるつるした触りのものや、お洗濯の際に柔軟剤を使用することも対策になります。

はじめに乾燥していると起こりやすいと説明しましたが、寝室の理想の湿度は約50%と言われています。加湿器があるといいですね。温度は13-21度を目安にするとよく、そのためにも寝室には温湿度計を置いて客観的に判断することがおすすめです。

ストレスを与える静電気は「冬の当たり前」と思わずに、できることから対策をしていきましょう。